ではでは今回はオビディエンス?の詳細をちょっと書いてみよう。

CDとは違って選択課目が無い10点満点10課目で、各課目の難易度で係数が決まっています。
それと課目とは別に「扱い方」って項目が係数１であって、合計320点満点。
減点は0.5点単位で行われ、各課目が終わる毎に点数が掲示され、その理由も教えてくれます。
CDではどこでどんな減点をされているのか詳細は教えて貰えないので、
その点はとても明確で良かったです。

1と2の課目は集団で行います。
今回は7頭の出陳だったので、4頭と3頭に分かれて行われました。
そしてそのままグループ毎に個人課目を。
ゆいは2グループ目の2番目でした。

余談ですが。
今回の四国ブロック、事前に出陳番号とスケジュールをアジも訓練も郵送してくれたのですが、
それとは別便でオビ?の出陳順と集合時間までお知らせ戴けたのにはビックリ。
ゆいのグループはお知らせ通りの9時半に競技スタートでした。

1.犬と対面しての1分間の停座（係数:2）
ちょっとキョロキョロしてたところはあったけど、安定して居られたと言う事で満点を戴けました♪

2.犬と対面しての3分間の伏臥（係数:2）
ここでゆいちゃん、やらかしてくれました・・・。
ゆいは3頭中の真ん中で、左のペアから順にコマンドで伏せをさせていきます。
ここでの不安点は1声符でちゃんと伏せるかどうか？って事。
練習ではポ～ッとしてコマンドを聞いてない事が度々あったから。
なのでかなりハッキリとコマンドを出し、ゆいはちゃんと伏せた。
なのに、なのに・・・。
3頭目のラブの指導手さんの「伏せ」のコマンドに反応してだかなんだか良く判らないけど、その瞬間に座れに戻っちゃった
離れる前から座っちゃってるので、これはもう一度伏せさせた方がいいのか？どうなん？って思ったけど、規定では他の指導手のコマンドで犬が動いたら新たな命令をしてはいけないって事なので、そのまま離れた。
実際には「伏せ」のコマンドで座ってるけど。（苦笑）
その後は1の停座の時よりも集中して3分間座ってたよ～

と言う事で、この課目は0点。
ここで「今日は終わった・・・」と思ったよ～。

ここで一旦退場して、1頭ずつの審査に入ります。
ゆいは2番目なので、1番目のペアが競技してる間、車に戻す時間でも無いので、リンク入り口付近で落ち着かせて待たせ、順番が回ってくる直前に脚側だけちょっと練習して再び待機。

3.紐付き脚側行進（係数:3）
歩き始めてすぐ、あ～集中してないわ・・・と思う。
とにかくオビディエンスでの脚側行進はCDと違って長いし、スチュワートさんの指示で方向転換や速度を変えたりしないといけないんだけど、私もその指示で焦って自分の歩幅で方向転換がキチンと出来なかったりもしたから、ゆいにも判りにくかったかもしれないけど、ちょっと当たったり離れ気味になったりした所を減点され9点。
本番ではちゃんと出来るか不安だった指示無し停座（←これもCDと違うとこ）はちゃんと出来た。

4.紐無し脚側行進（係数:4）
紐付きと同じ内容を紐無しでもするんだけど、紐付きでも集中してなかったのに、紐無しではもっとダメダメ。
終始離れ気味だったので、私の歩き方も誘導的になってしまったのもしっかり指摘され7.5点。

5.行進中の伏臥（係数:3）
8ｍ四方に置かれたコーンの外側を左回りで歩き、最初のコーナーを過ぎたところでスチュワートさんの合図で伏せを命じ、そのまま一周して止まる事なく脚側行進を命じる。
ゆいは伏せはキレイに決まったけど、前後の脚側が乱れ気味だった事を減点されて9点。

6.伏臥を伴う招呼（係数:3）
3ｍ四方に置かれたコーンの中に移動して伏せを命じて、次の課目の前進用にリードを犬の横に置く。
その後20ｍ離れて招呼。
ゆいは最初ちょいダッシュ位のスピードで来たけど、最後にテケテケ走りで正面停座。
その最後のスピードダウンが減点されて9.5点。

7.前進及び伏臥（係数:3）
招呼が終わった位置からさっきリード置いたコーン内を目指して前進させ、コーン内で伏せをさせる。
先週の月曜の自主練の時点で理解してると思ってたこの作業。
その後に訓練士さんにみて貰った時にちゃんと理解出来てない事が判明
この時点で水曜だったのでかなり焦ったけど、その後の自主練でなんとか理解できたかな？って感じでした。
本番ではリードの横に伏せる事が出来たが、ダッシュではなくテケテケ走りで前進したので走るのがちょっと遅い事を減点され9点。
でも、無事に前進作業が出来てホッとしました～。

8.往復障害飛越（係数:3）
CDでは障害を越えた時点で一旦立って待てさせますが、ここでは待たせる事なく障害を飛んで帰って来なくてはいけません。
CDでの立って待つ事を覚えてるゆいはそのクセが抜け切らず、復路の「ジャンプ」の指示を聞き逃す事が多かったのでちょっと遅めの指示を出したが、その事をしっかり指摘され9点。
飛んで帰って来た時の正面停座も座らなかったので、脚側停座の指示を出したのももちろん減点されてるでしょう。
自分で障害板を持ってないので自主練出来ないこの課目。
足飛びの往復でコマンドに反応する練習なんてのをしてみてたんだけど、とにかく練習不足でした。

9.置き持来（係数:4）
CDでは投げたダンベルを持って来させるけど、オビでは指導手が10ｍ先に置きに行ったダンベルを持って来させます。
まだまだ意欲的に持って来る事が安定していないゆいは、ちょいダッシュで取りに行き、帰りがテケテケ走りになってしまう。
このスピードが減点され9点。

10.遠隔操作（係数:4）
最初に伏せさせて15ｍ離れてからスチュワートさんの掲示で座れをさせ、スチュワートさんの掲示で伏せをさせる。
練習でもたまにポ～ッとしてて指示を聞き逃す事があるゆい。
私の中では苦手意識がかなりある課目です・・・
この作業は声視符同時が許されているので、とにかく聞き逃させない様に声視符同時で指示。
今回は素早く反応できました。
動きも素早くキチンと出来たと言う事で満点を戴けました♪

11.扱い方　人/犬（係数:1）
これはだいたい満点戴ける様で、満点でした♪

と言う事で、272.5点でした。

試験も兼ねているこの審査。
9割以上の288点以上で優、8割以上の256点で特良、7割以上の224点で良なので、特良合格になりました。
あ～、休止がちゃんと出来てれば・・・って残念な思いはあるけど、本番でちゃんと出来ないってのは、やっぱりまだまだ安定してないって事なんでしょう・・・。ううっ
それに、やっぱりまだまだ脚側行進が弱すぎます。

CD?で失敗させちゃって、ゆいにはオビディエンスの方が向いてるのでは？とアドバイスを受けて今回のチャレンジを決めたのですが、オビディエンスでは脚側行進がとにかく長いのでゆいには向いてない・・・と思ってました。
でも、CDの脚側の練習よりわりと意欲的に出来る様になったかな～？なんて思ってたけど、やっぱりまだまだ安定感には欠けるけど、出し方を工夫すれば、もっとキレイに歩けただろうし、まだまだ持って行き方が上手く出来ないですねぇ。

今回の競技会で出すのもちょっと時期尚早かとも思ったけど、こんな事を思うのはダメだって言われるけど、やっぱりグランドコンディションが良い場所で出したかったってのが一番です。
前回の中国ブロックの様な草ボウボウ、隣のリンクでアジ、周りにはテントや人だらけ・・・って環境では、ゆいは絶対無理だろうし。（爆）
私自身もオビだけに集中して出せるので良かったと思うし、ゆいにも私にも良かったのでは？と思います。

そして、一応競技的には休憩しようと思ってるけど、やっぱり脚側行進はもっとキレイに出来る様になりたいな～。
そして、また意欲が湧けば競技会にも復帰するかも？ですが。
しばらくはアジの苦手障害克服に頑張りたいと思いま～す♪